幻の鳥オオセッカ

photo by Akio Miya
世界で2,500羽しかいないと言われる野鳥オオセッカの約半数が仏沼で繁殖しています。
全長13cm、ウグイス科センニュウ属で小翼羽に爪が残っている原始的な種。種の保存法「国内希少野生生物種」、環境省レッドリスト絶滅危惧?B類、国際自然保護連合(IUCN)レッドリストの絶滅危惧?類に指定されている絶滅の恐れのある鳥です。
1883年に新種として発表された後、1936年蒲生海岸で繁殖が確認されるまで53年間。その後、蒲生海岸の生息地を失ったために絶滅したと考えられていたが、36年後の1972年青森県屏風山地区で再発見され、続いて秋田県八郎潟と青森県三沢市仏沼で生息が確認されたが、八郎潟では乾燥化が進みオオセッカの営巣は確認されなくなった。
現在までの調査研究では、世界の約半数が仏沼干拓地にある低層湿地のヨシ原で繁殖している。 オオセッカは中国やロシア、日本に生息しているのがわかっています。しかし、日本のオオセッカは大陸の種とは区別され、日本固有亜種とされます。オオセッカが子育てをする環境はヨシの背丈が人の背丈ぐらいの場所で、下草がたくさんある場所に限られています。ラムサール条約登録湿地仏沼干拓地では北部に多く、南部ではあまりみられません。
※ポイント:幻の鳥オオセッカ。日本固有亜種。絶滅危惧種
資料DL:第3回仏沼シンポジウム報告書に発見からの現在まで報告がある
営巣
オオセッカは4月に仏沼にやってきます。前の年の枯れた下草を使い巣を作ります。巣は、周りの枯れ草を使い上手にカモフラージュし、とても見つけにくいものです。一夏に2度子育てをする個体も多く、2回目も前の年の枯れ草を使いますが、今度はカモフラージュは新緑の草を周りに絡めます。仏沼には外敵となるイタチの仲間などがたくさんいるので、身を隠すのに必要な背丈の低い密度の濃い下草が必要です。
※ポイント:十分な下草が必要。一夏に2度繁殖する。
営巣する環境条件がある(ヨシの丈が1.2m?2mぐらいで根元にスゲ類の下草がある湿地)
資料:仏沼模式図を参考にしてください